コンテンツマーケティング

マーケティング効果を生むユーザー作成コンテンツ

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マーケティングキャンペーンを効果的に目立たせる方法の1つに、顧客が作成したコンテンツを活用するというのがあります。たとえば、あなたの会社を高く評価してくれたツイートや提供している製品を撮ったInstagramの魅力的な写真、あるいは個人ブログにある高評価レビューなどです。

ユーザー作成コンテンツ(User Generated Content:以下、UGC)を活用することで、コンテンツの作成に必要になる費用をおさえられるだけでなく、第三者の視点を入れることで、企業の信用性が増します。実際、Crowdtapの調査によると、ミレニアル世代は、他のメディアよりもUGCに50%も高く信頼を置いているということです(*1)。

とはいえ、UGCをコンテンツ戦略に組み込むとなると、どのようにして適切なコンテンツを見つけるか、そしてそのコンテンツでどのように顧客との関係性の築いていくかを知る必要があります。本稿では、そのためのヒントをご紹介します。

1. 人気のハッシュタグを検索し、顧客を招いてつながりを作ることで、関連性の高いコンテンツを見つける

どの業界の場合でも、ビジネスに関係する事柄は、すでにインターネット上のどこかで話題になっているものです。これは、あなたのビジネスや市場についてどのような人がどのような話をしているのか知ったり、今後あなたの企業について投稿してくれそうな人々とつながりを持ったりする機会があるということです。

実際に、UGCは企業とその顧客の間で進行中の対話の一部と考えることができます。だからこそ、関連業界について広く語ってくれる人にリーチすることには、大きな価値があります。関係が良好なら、ソーシャルメディアでフォローしてもらえ、今後コメントなどを投稿してもらえる可能性が高まるでしょう。

「シカゴモーターショー」でのTwitter検索画面

たとえば自動車メーカーは、「#ChicagoAutoShow」(シカゴモーターショー)(*2)とTwitterで検索することで、シカゴモーターショーについて人々がどんなことをつぶやいているかを知ることができます。展示した車の写真や、好意的なコメントがないかどうか探して、もしあればそこから新しいコンテンツを作成することも可能です。また、これまではあまり知ってもらえなかった自動車ファンと新しくつながるきっかけになるかもしれません。

また、ソーシャルメディアでユーザーコンテンツに力を入れることを明らかにすると、関連コンテンツをもっと作りたいと思わせる可能性があります。たとえばStarbucksでは、クリスマスシーズン限定の赤いコーヒーカップに好きな絵を描き、それを撮影して投稿してもらうというキャンペーンを展開しました。そのうえで、投稿された写真のなかから優秀なデザインを集めたブログを作成しました(*3)。

2. 顧客のコンテンツを使用するときは、必ず許可を取る

たいていの人は喜んでコンテンツを共有してくれますが、念のために、使用許可を得ておくと安心です。それと同時に、コンテンツの利用規約を示して、どんな形で使わせてもらうかまで正確に伝えましょう。UGCを転載する際には、使用するコンテンツがもともと掲載されていたウェブサイトやソーシャルネットワークサービスの利用規約に従う必要があることは、言うまでもありません。

3. 顧客がコンテンツを共有できるプラットフォームを作る

活用できそうなUGCを見つけたら、次にその使い方を考えます。

スマートなやり方の1つは、顧客がコンテンツをアップロードし、閲覧できるような場所を新しく作ることです。Burberryが運営する「Art of the Trench」というマイクロサイト(*4)は、製品に満足している顧客の写真ギャラリーでもあり、同社のトレンチコートを着ている自撮り写真をアップロードできるサイトにもなっています。また、Expediaのブログ「Viewfinder」(*5)は、同社サイトを使って世界中の地域を訪れた顧客から旅行の体験談を集めて紹介しています。

Burberryのマイクロサイトのキャプチャ画像

こうしたオンラインサイトであれば、ウェブサイト以外のチャネルからコンテンツページにアクセスしたユーザーにも、追加のコンテンツを提供できます。このような顧客は、最初にクリックして買い物を済ませた後でも、コンテンツを見て楽しめることになります。

4. レビューを自社の製品ページに組み込み、好評価を顧客に語らせる

同じ立場の顧客が付けた「いいね」ほど、説得力のあるものはありません。顧客によるレビューを製品ページに組み込むか、「お客さまの声」のページを作ることで、見込み客に製品の良さが宣伝通りだと納得してもらえるでしょう。

顧客からの推薦コメントは、口コミサイトや個人ブログ、満足度の高い顧客から送られてくるメールに書かれていることもあります。フィードバックを積極的に求めていくことで、コンテンツの信用性を支える好評価のレビューが絶え間なく届く仕組みができます。

この記事を読んで、マーケティング戦略全般にUGCをどう組み込めばいいか、おわかりになったと思います。UGCは役立つツールではあるものの、マーケティングの課題を解決するための1つのツールに過ぎません。間違っても、マーケティング上の問題に対する唯一最高の解決策だとは思わないでください。

理想的なマーケティング戦略は、UGCと内製のクリエイティブを組み合わせることです。それによって顧客の関心を引き、購買に影響を与えるのです。

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